中国には七福神と似た八仙(八福神)と呼ばれるものがある

中国では、七福神と似た八仙(八福神)と呼ばれるものがあり、全てが実在の人物(仙人)であったといわれ、各地でその姿を描いた絵が信仰の対象になっています。

絵は日本の七福神に似ているので、この八仙が元になったとする説がありますが、七福神は三人から徐々に増えたという説から否定的見解もあるとのこと。

ジャッキー・チェン主演の映画「酔拳」は、もともと「酔八仙拳」といい、八仙のお酒の飲み方(酔い方)からきているらしい。

以下は八仙(八福神)の紹介です。

漢鐘離(カンショウリ)
張果老(チョウカロウ)
呂洞賓(リョドウヒン)
李鉄拐(リテツカイ)
韓湘子(カンショウシ)
藍采和(ランサイワ)
曹国舅(ソウコクキュウ)
何仙姑(カセンコ)唯一の女性

八仙はそれぞれが神通力を発揮する法器を所持しており、それらは暗八仙と呼ばれて八仙を象徴するものとして図案化されています。

漢鐘離(カンショウリ) → 芭蕉扇
張果老(チョウカロウ) → 魚鼓(楽器の一種)
呂洞賓(リョドウヒン) → 剣
李鉄拐(リテツカイ)  → 葫蘆(瓢箪)
韓湘子(カンショウシ) → 笛
藍采和(ランサイワ)  → 花籃(花かご)
曹国舅(ソウコクキュウ)→ 玉板(玉製の板)
何仙姑(カセンコ)   → 蓮の花

八仙は道教の仙人のなかでも代表的な存在であり、中華社会のいかなる階層の人にも受け入れられ、信仰は厚いとのこと。

以下は七福神にまつわることリスト